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京都のフォトウェディング

フォトウェディングという言葉はここ数年で、一気に認知されてきた。まだまだ知らない人は多いが、少なくともすでに婚約しているカップルや結婚式の準備をしているカップルにはその存在が知られている。ただ、フォトウェディングという言葉はウェディング業界、写真業界が作った言葉であり、前撮りや結婚式の写真と混同している人が少なくない。

そもそもフォトウェディングとは

結婚式を挙げない人のために、結婚の記念にウェディングドレスを着て、教会や教会に準ずるような施設で写真を撮るサービスである。結婚式を挙げない理由は、再婚や妊娠、晩婚で晴れがましいのが恥ずかしいから、経済的な理由、結婚式自体に興味がないなど、いろんな理由があるが昔に比べ、結婚式をしないカップルが著しく増加している。

日本経済が停滞しているという時代背景や、女性の雇用機会均等法による社会進出で、女性の経済力が男性に劣らなくなってきたことも大きく影響している。フォトウェディングは基本的に低価格で、3万円ぐらいから利用できる。サービスを提供する企業によっても異なるが、新郎のタキシード、新婦のウェディングドレス、メイクやヘアセット、写真が含まれる。写真は大体1枚だけ付いていて、データは付かないことが多い。写真を増やしたり、大きいアルバムにしたり、データが欲しい場合はオプション料金がかかる。また衣装についてもプランで選べるものは少なく、プラン外の衣装を選ぶと追加料金がかかるシステムになっている。

低価格で一見魅力的だが、一般的にみんなが望むようなものを追加すると10万円程度するようである。フォトウェディングを検討する際は、料金に何が含まれているのかを事前に確認しておく必要がある。料金が安いお店はオプション料金が高い場合があるので、特にオプション料金を比較しないと正確な料金がわからない。

今後の「フォトウェディング」

ウェディング業界は内容や料金が不明瞭なお店が多いので、希望の内容を伝えて、いくつかの店から見積もりを出してもらうと失敗が少ない。現在はまだフォトウェディングは教会や洋風のスタジオ、ロケーションでタキシードやウェディングドレスを着て撮影するサービスしかないが、今後は和装のフォトウェディングも注目が集まるかもしれない。

和装フォトウェディングが注目

その理由として、晩婚化が上げられる。20代や30代前半ぐらいの若い人たちにとってはウェディングドレスが人気があるが、30代後半から40代以上の人たちにとっては、露出の多いウェディングドレスより、露出も少なく、体のラインを隠せる和装の方が望まれる。
また30代後半から40代以上の人たちは経済的にも余裕があり、社会的教養も備わっているため、安かろう、悪かろうの洋風スタイルのフォトウェディングより、質重視、内容重視の傾向が強い。特に寺社仏閣への興味もあるため、寺社仏閣での京都のフォトウェディングというスタイルがあれば注目されるのではないだろうか?そうなればやはり京都に人気が集中することになるだろう。もともと京都は首都圏を中心に、30代後半から40代以上の人から圧倒的な人気がある。某J電鉄会社の「そうだ、京都行こう」も大きな追い風に一気に広まる可能性がある。

ヴィンテージドレスの前撮りも流行の兆し

和装フォトウェディングの人気が、徐々に高まってきている中で、新しいスタイルの撮影が流行の兆しを見せ始めている。それがヴィンテージドレスで前撮りだ。フォトウェディングに近いイメージで、通常結婚式をする前に撮影する「前撮り」という形で、ヴィンテージドレスを着て撮影するスタイル。レトロ・アンティーク調のドレス型になっており、通常のウェディングドレスよりも露出が少ない型が多い。
またクラシックな大人っぽさもあり、独特な愛らしさが魅力なので、他の人たちが行っているフォトウェディングよりも雰囲気の違う撮影が可能。これから流行しそうな、新しいフォトウェディング、新しい前撮りのスタイルになりそう。